利用時の品質(第1回:全体像と変化)

とあるお仕事の関係で


システム/ソフトウェア製品の品質要求定義と品質評価のためのメトリクスに関する調査報告書


というのを参照しました。


いやあ、ちょっと見ないうちに利用時の品質やソフトウェア品質特性が随分と変わっています。「品質は誰かにとっての価値である(by J.M.Weinberg)」なのですが、時代や時間が変わると(社会が求めるモノや価値観が変わるために)品質の定義も変わってくるのはわかりますよね。

国際標準って、さまざまな国や地域文化、価値観のぶつかり合いで出来上がるある意味妥協の産物とも言われていますが、タイムリーかどうかは別にして変化に追従しているのはすごいことです。

で、今回は「利用時の品質」をちょっとだけ見てみましょう。

以前の利用時の品質ってこんな感じだったんですよ。


 ・有効性 ・生産性 ・安全性 ・満足性


それが現在はこうなっています。


 ・有効性 ・効率性 ・満足性 ・リスク回避性 ・コンテキストカバレッジ


そしてさらに満足性、リスク回避性、コンテキストカバレッジには副特性が存在しています。

 

有効性は以前と基本的に変化なし。

生産性と効率性は表現は変わったものの同じ定義と思ってよさそうです。

安全性を副特性として詳しく落とし込んでリスク回避性と改名。

満足性は詳しく落とし込んだ副特性を付与。

コンテキストカバレッジは、システム/ソフトウェアを利用する状況(コンテキスト)にどのくらい合っているのか、ということで初登場。


ということのようです。

ふむふむ。以前より内訳が付いてわかりやすくなった感じがする。

このあとも追って個別に内容を見ていくことにしましょう。

では次をお楽しみに。