利用時の品質(その5-③:リスク回避性(環境リスクへの危険性))

リスク回避性、最後の副特性は「環境リスク」です。


定義は


 利用状況下で環境や資源への潜在的リスクを軽減する度合


となっています。


環境や資源へ影響を与えるシステムやソフトウェアはこのリスク回避性が重要になると思います。

まずは、環境・・・公害や環境破壊・悪化につながる可能性のある要因が対象になります。

次に資源ですが、環境リスクや環境問題につながる資源、と捉えるのが適切かなと思っています。

”資源”を調べてみるとあーあーあー(笑)、天然資源、人的資源、観光資源、電波資源(初めて聞きました)、経済的資源、コンピュータ資源、などなど、いろいろありますね。

これらの中で直接的に環境リスクに影響を与えるものがあればそれが対象ということになります。

 

最近、節電を目的に家庭で発電・給電・売電することが当たり前になってきています。

例えば、発電量や節電量などをモニタリング・コントロールするシステムが誤動作し、無駄に電気を浪費するなど、思うような節電・節約ができなくなるようなら問題になりますよね。


また、工場の排気・排水、廃棄物などをモニタリング・コントロールするシステムが意図しない動作をするなどはその事例の一つです。公害に関連するもの=土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下、及び悪臭、また最近の話題では放射能汚染なども関連してきそうですね。


以上ですが、若かりし頃(笑)、ロジックに問題のあるコードが無限ループしてCPUを使いまくる、なんてことをよく見ました。(はい。まるで他人事のように表現してみました。自分が原因で目の前で起こっていたことなのにww)

これも電気を、そしてコンピュータ資源を、さらにはオペレータさんの工数や汗をムダに浪費する環境問題・・・だったのかもしれないなぁとぼんやり回想してしまいました。(爆)

 

※次はいよいよ最後の特性、コンテキストカバレッジにチャレンジします。