未来予想図を用いた価値の高い計画(予測)→実践→ふりかえりで、リスクを捉え、改善を続けるチームへ!
2018.6.17(日)
当イベントは開催を中止しました
SaPID(*1)と、折り紙を使ってTOC(*2)のさまざまな実践ワークを展開している水野のりゆきさん(以降、みずのりさん)がジョイントして、不確実な状況の中で未来を予想しながらミッション達成を目指す「チーム運営の体感ワークショップ」を開発しました。
【これまでの開催実績】
2016.11.19 未来予想型改善ワークショップ(札幌開催)
2017.2.24 SaPID×TOC 未来予想型チーム運営ワークショップ(東京開催)
2017.6.22 体験版!未来予想型チーム運営ワークショップ(SaPIDTOC)in 大阪
2017.9.14 SQiP2017_SIG2 ~未来予想型チーム運営ワークショップ(SaPIDTOC)体験~
2017.11.18 SaPID×TOC 未来予想型チーム運営ワークショップ~チーム運営実践編~
2018.3.6 デンソークリエイト様 未来予想型チーム運営ワークショップ~チーム運営実践編~
2018.3.7 JaSST'18東京チュートリアル 未来予想型チーム運営ワークショップ~テスト領域編~
■当アプローチの意図・狙い
業務運営においてパフォーマンスがイマイチのチームでは、個のチカラに頼る運営に陥っているケースが多いと想定しています。
みな真面目に役割を果たそうとしすぎて、わからないことをわからないと言えず、相互コミュニケーションが不足したまま、自分の作業を一人で抱え込みます。この状態では、それぞれのメンバーが不得意な領域にぶち当たると(自分の役割を果たそうと思うあまり)失敗を繰り返しながらノロノロと進めるしかなくなります。がんばってもそのパフォーマンスは個々の能力の足し算(1+1+..)にしかなりません。
また、このようなチームでは問題が発生してから行動するリアクティブな(リアクション型)運営になっていることが多く、手戻り作業や実務のピーク、メンバーの不在やミスなどが重なると破綻する方向に走ります。
当ワークは、チームメンバーが持つノウハウを結集したチームワークの発揮、未来予測に基づくプロアクティブな運営=チームマネジメント、リスクマネジメントの手法を体感するものです。発生しそうな問題を事前に予測し、発生前に、そして発生した際の影響を低減するための対策をチームとして明確にしてワークを進めます。とはいえ、目論見どおりになるかどうかはやってみないとわからないところもあるため、早期に経験→成功・失敗してそれをふりかえり、チームとしてのよりよい方法に組み替えながら、加速度的に予測精度や実対応スピードを上げて運営する。
このようにチーム自らがモノゴトを発見的に進める方法を体感するのが当ワークの意図であり狙いです。
もしかすると同じチームのメンバーが頑なに譲らずにうまく進まないことになるかもしれません。
そのような事態を含めた体験、他チームとの違いを含めたふりかえりや考察を通じて、チーム運営のあり方を自ら学び取っていただく場を提供します。
■ワークショップの概要
疑似プロジェクトとして「見積りが不確実なタスクを完了するミッション」を「折り紙」で設定します。
先行き不透明な状況下で、グループで将来起こるかもしれない「不安」や「イヤなこと(問題)」を想定し、「未来予想図」として整理を行います。
その予想図から対策を「計画」として考えて活動を行い、その結果を短期間周期での「ふりかえり」で想定していた問題と実際の差を確認しながら継続的な改善及び成果に繋げていきます。
以上の「未来予想型チーム運営」にて、将来の不安を取り除きながら改善及び成果に繋げるための方法を体験します。
最後に、実践課程と結果に対する講評を行い、体験した内容を全体でふりかえり、チーム運営のあり方や実務への適用方法などを考察して共有します。
■開催日時と会場
当イベントは開催を中止しました
・開催日時:2018年6月17日(日)AM9:30~PM5:30(終了時間は予定)
・場所:株式会社日新システムズ様 コワーキングスペース Cocona
〒600-8482 京都市下京区堀川通綾小路下ル綾堀川町293-1 堀川通四条ビル
http://www.co-nss.co.jp/profile/map-kyoto.html
■費用と申込み方法
一般:32,400円(税込)/人
特別:29,160円(税込)/人
募集人数:12名
”特別”とは、HBA Quasolが主催した過去の有料ワークショップ、Bootcampの参加者のみなさんです。
申し込み時に特別枠利用の旨と参加されたイベント名と開催年月をお知らせください。
(例:2016年春頃のSaPID Bootcampに参加)
※懇親会費は別費用(割り勘)です。
<申込み方法>
こちら↓からお申込ください。
http://www.kokuchpro.com/event/SaPIDTOC1806Kansai/
「こくちーず」での申し込みは仮登録扱いです。
申し込み後、数日(営業日)で正式申込み受付+開催要項詳細のメールを主催側から送付します。
正式申込みのメールの送付・受取にて申し込み完了となりますのでご注意ください。
費用のお支払は受講後に送付する請求書により、指定口座への入金(支払い手数料はご負担ください)にて対応いただきます。
なお、支払い方法の詳細についても追ってメールにてお知らせします。
■支払
当イベント終了後に請求書を発行します。
受講月の翌月末までを目処にご入金ください。(振込手数料はご負担ください)
■キャンセルポリシー
以下のように受講料に対する割合分を申し受けます。
・3日前まで:無料
・2日前:20%
・前日 :50%
・当日 :100%
■お問い合わせ先
ご質問などありましたらお気軽にお知らせください。
quality-solあっとまーくhba.co.jp
→”あっとまーく”を”@”に変えてお使いください。
■注意事項:
・地震、風水害、悪天候、事件、事故、疫病ほかの事由による開催中止や内容縮小の可能性もございます。
・最低催行人数に達しない場合には延期、または中止の可能性もございます。
そのため開催後に費用をお支払いただく手続きとしていますので予めご了承ください。
■これまでの受講者による評価と感想(例)
【主なポジティブコメント】
・難易度、ふりかえり予想、実績のバランスが良く、わかりやすい。メンバーで課題共有しながら対策検討出来るので、自身で考える強いチームが出来そう。
・ふりかえりと全体俯瞰を挟むことが出来たのが良かった。仕事でも使えそう。良く考えられたプログラム。全体俯瞰でタスクを考えていくアプローチをプロセス化する方法が共感。
・厳しい条件が与えられるとネガティブな反応が出るが、冷静になり俯瞰すると達成可能性が高まる。
・未来予想図は個人でも使えて、仕事に活用したい。
・プロジェクトに悩んでいるマネージャさんや、リーダさん、問題は出ているけれどうまく解決できないマネージャさんなどに受けて欲しいと思いました。
【主なネガティブコメント】
・もう少しふりかえりに時間がほしかった。
・実際に行う場合のコンフリクトの解説、対策の話があると良い。
・メンバーに頑固な方、意見を譲らない方が一人いるだけでうまく進まなくなる。チームワークの構築は簡単ではない。
・先に座学をやってワークの熱量は下げた方が良かったかも。
*1:SaPID(SaPID+)とは、”Systems analysis/Systems approach based Software Process Improvement methoD ( plus(+) Trouble Modeling approach)”の略語で、当事者自らが解決すべき問題点を特定し、現実的に解決(改善)しながら段階的・継続的にゴールを目指す手法。
誰かにやらせる、やらされるのではなく、当事者自らの意思で自律的に運営し、改善を進めることを志向するのが特徴。
参考:SaPID3.0
*2:TOC(Theory of Constraints))とは書籍「ザ・ゴール」で有名なエリヤフ・ゴールドラット博士の考案したシステムの目的(ゴール)の継続的な最大化を行う全体最適の理論。
その理論の適用先は工場生産、プロジェクト、小売業や教育、思考技術など様々な分野に広がっている。
参考:TOC/TOCfE北海道