今回初めて未来予想型チーム運営ワークをフルバージョンで開催しました。
場所はアカツキ様(東京目黒)会議室。
その模様をレポートします。
今回のワークの会場は、株式会社アカツキ様(JR目黒駅徒歩3分)7F セミナールーム。
当日の準備に早めに入った会議室に・・・驚愕しました。
体育館並みの広さに、さまざまな設備・・・、これがIT企業の部屋なのかと。勢いのある組織はすごい!
実際にワークを行った会場は丸い座布団が置いてある部屋(その部屋の壁にカヌーがかけてあり、卓球台もありました)で、その窓から見える風景が遠くにビル群がある写真です。
うれしいことに募集した人数がすべて埋まり、満員御礼での開催となりました。ありがとうございます!
このワークは募集人数は12名限定としています。(最終的には15名まで拡張)募集者数を増やすのは簡単ですが、そうすると置いてきぼりの方が出たり、われわれと一回もやりとりなく終了する方が出てしまいます。
受講者さんにしっかりワークを体感してほしいこと+われわれからのフィードバックをできるだけ一人ひとりに直接提供できるようにするために募集人数を限定しています。
ワークの目的や概要を説明したあとは、鶴を折る時間を計測して、参加者のみなさんがどの程度の折り紙スキルを持っているのかを把握します。
折り紙スキルが高いみずのりさんをも凌ぐツワモノ参加者さんもいらっしゃいました(驚)が、私と同じレベルの方もいてホッとしました。
これまで開催してきたワークの中では折り紙スキルが最も高い受講者さんが集まった会であることが分かりました。
今回は土足禁止&じゅうたんが敷き詰められた広い会場でしたので、ちゃぶ台ほどの高さの机(っぽいものw)と座布団で島を構成してワークをしていただくことにしました。
ワークの途中で寝転んでいたかたもいらっしゃいました。
このように”ゆるーい”雰囲気で進められるのはとてもうれしいことです。
3種類の折鶴は折り紙スキル把握時の成果物例です。
ちゃんと机の上で立つ鶴もあれば、これはホントに鶴?という亜種っぽい(笑)ものまでいろいろあります。
机の上に載せても立たないww
そしてチームビルディング。
自己紹介のあとはチーム名を決めます。
今回は上記の名称の4チームとなりました。由来は・・・いろいろ謎です。(笑)
次はみずのりさんよりお題の発表と見積。そして今回のミッションの発表です。
お題は「異なる6種類の折り紙」。1チーム4人なので、同じ種類の折り紙を4部作成すると1セットとカウントします。
未来予想図作成&対策検討のあと、「5分の折り紙実践→ふりかえり&未来予想図更新&対策検討」を3回(計15分折り紙実践)回します。
当初見積では「1チームで1セット~2セットしか完成できない」という方が多数、3セット完成できる、4セット完成できるが数名、など完全にバラバラ状態でした。そして衝撃のミッション発表!(笑)
このミッションを果たすために取り組んだ際に起こるであろうことを各チームで分析し、構造化してもらいます。
構造化されたものが未来予想図です。
そして、予想図中のどこにどのような対策を打つとミッションを達成しやすくなるのかを検討して明確にします。
同じお題、ミッションなのに、それぞれのチームが構築した未来予想図と対策は異なるものになりました。
ん~楽しい!
各チームで明確にした対策を織り込んで5分間の折り紙実践!みなさん猛烈に集中しています!
折り紙実践結果。(これは2回目終了時のもの)
折り紙実践が終わったら、すかさずふりかえり!
その結果を使って未来予想図を更新して、新たな対象要素と対策を明確にしてまた折り紙実践!
このサイクルを3回回します。
それぞれのチームの中間成果物です。
未来予想図と対策検討&ふりかえりシートが並んでいます。
同じミッションで取り組むのに、内容はそれぞれのチームで異なるところが面白いですね。
あるチームのメンバーさん(男性)が中間成果物のある場所に描いたものです。
こういう絵が一つあるだけで、チームの雰囲気が変わったりするのですよね。これ大事!(笑顔)
4チームの最終成果物です。
4チームで16セットの完成を目指しましたが、1点不足する結果となったチームが2つあり、未達成となりました。
とはいえ、当初見積では「1チームで1セット~2セットしか完成できない」という方が多数いた状態でした。
そのコトを考えるとものすごいパフォーマンスを発揮した結果になったと思います。
以上が未来予想型チーム運営ワークショップの全貌です。
受講者のみなさん、お疲れ様でした!
■受講者の評価結果と感想
ワーク終了後の受講者アンケート結果を(氏名を除きそのまま)示します。
リップサービスもあるとは思いますがとても高い評価をいただき企画・開催する側として素直にうれしいです。
ありがとうございました。
実務に少しでも役立つことを願ってやみません。
・理解度(全受講者評価結果の平均) 100点満点中: 93点
・有用性(全受講者評価結果の平均) 100点満点中: 93点
・満足度(全受講者評価結果の平均) 100点満点中: 99点
※評価結果は5点満点評価で回答いただいたものを100点満点換算で表現しています。
<感想> ※コメントを記載いただいた方の分をすべて掲載
1.プロジェクトさながらのワークは気づきが多く有意義でした。
短時間ながらSaPIDの適用効果を体感できるもので費用対効果も抜群だと感じました。
ワークの難易度、時間配分も絶妙!ありがとうございました。
2.短縮版では味わえなかったワークショップの醍醐味を味わえて満足です。
これで現場に入れるなという目論見が立てられました。
3.ふりかえりで得られる効果が実感できた。
実務でも取り入れていきたい。そういう文化をつくっていければと思います。
目標設定によって問題意識も変わってくるのも実感でき面白かった。
4.現場やチームで使ってみるのムズかしいかな。
新しいコトをやること継続。
5.ふりかえりの時間と対策を考える時間が長かったので納得感ありました。
6.課題が適切だったため、、ワークショップの運営がスムーズだった。
持ち帰り可能なエッセンスが多くあった。
7.作成した未来予想図はチームメンバーで十分に検討できたものなので折り紙ワークもうまく進めることができた。
問題が出たときも未来予想図を元に方針変更もできたため、うまく捉えられた感覚を得られた。
8.面白かったです。
KPTは実施していますが、他のチームではKPTを有効に使えてなかった。
まず自分のこととしてとらえる意識の共有化ということで活かせそうだと思いました。
9.バランスの取れたよいワークだと思いました。
10.実務で「リスクを残す」ということをやっていなかったので、今回やってみてふりかえりがとてもスムーズだったのが印象的でした。
(いままでふりかえりは退屈なものだったので)
自身のチームで近いうちにふりかえりを行う予定なので活かせればいいなぁと思います。
11.楽しかったです。
12.ワークを通じて有用性は実感することができた。
現場でやってみたいと思えた。
導入イメージができたら大満足です!
13.チーム全員でリスクマネジメントでき、効果も高い手法だと実感しました。
14.全体の意見出し、共有は普段からしているが、未来予想図として構造を作ったことはなかった。
実践していきたい。
15.小規模PJならすぐに取り組めそうだと思った。
大規模PJ(5~10年)では未来予想図を作成するのに時間がかかりそうだと思った。